絵がうまくなる・イラスト上達方法~画力をあげる基本~

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

私の考える絵・イラストの上達方法

思うように絵が描けないと悩んでいる方はたくさんいると思います。
頭の中では描けているのに、それを紙の上にあらわすことができない。

絵が上手ければ、頭に浮かんだ通りのものを、むしろそれ以上の世界観を、形にでき、この世に生みだすことができるのに。
画力がなければ、どんなに素晴らしいイラストも、自分の頭の中でしか存在せず、いつしか消え去ってしまう….。

描きたいものを、自由自在に描けるようになりたい。
しかし、画力というものは一朝一夕に身につくものではありません。

ここでは、画力を上げるやり方・絵の上達のコツを説明しています。
テクニックなどでなく、ほんとうに基本的なことばかりですが、実践すればあなたの絵は格段にレベルアップするはずです。

【数をこなす】

画力を上げるにはとにかく描くことが大切です。
数をこなす。時間を費やす。とにかく練習する。
この練習量が足りないことこそ、絵が上達しない原因に尽きると思います。
人物が描けないのなら描けるようになるまで練習する。背景が描けないのならこれも描けるようになるまで練習する。

わたしは、上達の最短は模写だと思っています。
脳内で思い出しながらだと細部が不明瞭で、記憶のみを頼りに描いても、あやふやな部分は結局どこかおかしい、でもどこがどうゆうふうにおかしいのかわからない出来になってしまいます。
たくさん描いて練習して画力を上げれば、きっとこのあやふやな部分もあやふやでなくなり、自然で上手に描けるようになるだろう・・・と思いきや、そうはなりません。
あやふやでない部分は描けば描いたただけ上達しますが、あやふやな部分はいくら練習してもあやふやで不自然なままです。
なので、形を認識することが必要になってきます。
形を認識するために、ただ見て確認するだけでなく、模写することがとても大切です。

たとえば「膝を抱えている人物」を描けるようになりたい場合、実際自分で鏡の前で膝を抱えてその姿を模写したり、その姿を写真を撮って、その写真を見ながら模写したりといった方法があります。
わざわざ自分をモデルにしなくても、ポーズ集や、インターネット上に無料配布されている素材などを真似て練習する方法もあります(ここでは商業利用や自分の絵として発表するなどといった著作権に触れる場合ではなく、あくまで個人的なイラスト練習としての利用のことを言っています)。
いろいろなものをお手本にして、たくさん練習すると良いでしょう。

最初の一枚はバランスがおかしかったり、模写したものとはかけ離れたものが描きあがったりするでしょうが、5枚10枚と描いてゆくうちに、どんどん上達してゆきます。
そのうち、同じポーズでは飽きて様々なポーズに挑戦しようと思えるし、自分の絵を客観的に見られるようにもなります。

お手本を何度も見ながら、納得のゆくまで描いてみましょう。

【パーツごとにスケッチする】

練習のさいに、パーツごとにスケッチすることも大切です。
人物だったら、手や足、表情や服の模様、しわなど。
植物だったら、花の花弁や木の枝から生える葉などの一枚一枚。
部分部分のみを切り出して丁寧に描き込んでゆくことは、練習になるだけでなく、描きたいものの構造(どんなつくりか、どうゆうものがどう組み合わせられて形作られているか、どうゆう動きをするか)も知ることができます。
構造を知ることによって「その形」である理屈も理解でき、なんだか不自然になってしまう絵から脱却できる可能性もあります。

たとえば、手。
指の生え方、指の長さの違い、つめの形や生えている場所、間接の曲がり方などに注目し、開いた手やこぶし、物をつかむ手などいろいろなパターンの手を練習すると良いでしょう。

また、木の枝。
枝分かれのしかたや葉やつぼみのつき方にはパターンがあり、植物によって特徴があります。
植物や動物を描く練習は、実際のものをみるのも良いですが、図鑑をお手本にするのが一番上達が早いとわたしは思っています。
参考にする図鑑は、写真でなく手描きの標本図のものがよいです。写真ではわかりにくい細部がイラストならはっきりわかりやすく描かれているからです。
しかも緻密で繊細、驚くべき精確さで描かれているので、非常に勉強になります。

IMG_20150818_211348.jpg
子どものお絵かきの隣で模写の練習。
鼻が短すぎた・・・(汗)。

記憶をたよりにあやふやなデッサンをたくさん描いて練習し続けるより、図鑑なり写真なり実物なりといったお手本を見ながら細部まで詳細に模写をする方がずっと早く上達します。
「形の認識」は、上手な絵を描く大きな要素のひとつです。

私がイラストを描くさいによくお手本にしている本をいくつか紹介します。

小学館の学習百科図鑑シリーズ
20年以上も前に小遣いをはたいて買い集めた図鑑です。現在は廃刊になっています。
手描きの美しい標本図が豊富で、今でも宝物です。
IMG_20150818_211329.jpg

ちなみに現在の小学館の図鑑はこんな感じです。

植物の標本図がすごすぎる図鑑。

その他、イラストのお手本にしている本たち。
IMG_20150818_211313.jpg
『「知」のビジュアル百科(28)ホネ事典』
・総合図説生物(高校生のときに使っていた生物の資料集です。)
『図解ハンドウェポン』
『呪術の本』
『やさしい美術解剖図』
『悪魔の辞典』
『武器事典』
『幻想動物事典』
『食虫植物図鑑』

ファンタジー系のイラストを描きたい、描きたいイラストに拳銃や呪符や食虫植物が出てくる・・・。

面倒がらずに資料をみて描きましょう。
お近くの図書館に行けば目的の資料はだいたい手に入れることができます。

今はインターネットで手軽に参考写真を入手することができますが、年代や植生や扱い方など、画像だけでは得られない情報も得ることができ、「間違った」ものを描いてしまうことも防げますので、あえて書籍をあたることはとてもおすすめです。


【最後まで丁寧に、手を抜かずに完成させる】

メインの一番描きたい部分は丁寧に細かく時間をかけて仕上げたのに、その他の部分は手抜きになってしまったり、いい加減な処理になってしまう。(たとえば、人物はすばらしく丁寧に良くかけたのに、背景はパステルで適当にぼかしただけ、のようなイラスト。)
これでは、いつまでたっても「一枚の(完成された)絵」を描くことが上達しません。
また、そのような部分によって上手さのレベルの違う絵を見ると、ひとは、きれいにかけている部分より、そうでない部分の方が気になって(目立って)しまうのです。

画力が足りない場合は練習して引き上げればいいのですが、画力があるのに途中で飽きてしまったり、面倒くさくなったりして手を抜くのは非常にもったいないです。
背景のほんのわずかな部分にも気を配り、丁寧に仕上げることによって、そのイラストは何倍にもレベルの高いイラストになります。

また、手を抜いたり面倒になったりする部分はたいてい描くのが苦手なところです。
そこをあえて細かく丁寧に力を入れて描きあげることによって、苦手な部分の訓練、そして克服することにつながるのです。

ブログ村に参加しています。
にほんブログ村 イラストブログへにほんブログ村 イラストブログ イラスト練習へにほんブログ村 イラストブログ 今日描いたイラストへにほんブログ村 イラストブログ 描き方・技法へ





シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする